豊富な色彩と耐候性!外壁塗装に最適なフッ素塗料の魅力と特徴とは
自宅の外壁が古くなり、外壁塗装をしてもらったことがあるという方もいるでしょう。近年の外壁塗装には、フッ素塗料が用いられているのが主流です。そこで本記事では、フッ素塗料の魅力や特徴、メリットなどについて解説していきます。これから外壁塗装を考えている方はぜひ参考にしてください。
長期間美しい外観を実現するフッ素塗料とは
フッ素塗料とは、蛍石を原料としたフッ素樹脂を配合した塗料のことです。高価な塗料ですが、一般住宅だけではなく、大型建造物でも用いられています。ここでは、フッ素塗料にはどのような特徴があるのかを解説していきましょう。
耐久性に優れている
外壁塗装に用いられる塗料には、フッ素塗料以外にも、アクリル塗料やウレタン塗料、シリコン塗料があります。耐用年数は、アクリル塗料が5~7年、ウレタン塗料が5~8年、シリコン塗料が8~12年です。それに対しフッ素塗料は12年から15年と、ほかの塗料と比較して耐久性に優れています。
親水性
フッ素塗料には、水に馴染みやすい特徴があります。そのため、外壁に汚れが付いてしまっても、水が接着面に入り込み、汚れを落としてくれるのです。雨が降った際に、とくに何もしなくても雨が洗い流してくれます。
防藻性、防カビ性
月日が経つと、外壁に藻やカビが発生してしまいます。見た目の美しさが失われ、あまりよい気分にはならないでしょう。しかし、フッ素塗料は防藻性や防カビ性にも優れているため、心配する必要はありません。湿気の多い環境であっても藻やカビの繁殖を抑制し、美しい外観を保ってくれます。
耐摩耗性
外壁塗装をすると、光沢がある美しい仕上がりになります。外壁に光沢があると見た目が美しくなり、住んでいて気持ちがよくなるものです。美しい状態を保てるという点でも、フッ素塗料は優れています。フッ素塗料を使用した場合の光沢度は、20年経過しても10%しか減少しません。そのため、長い間美しい外観を保持できるのです。
耐薬品性
近年、酸性雨が社会問題となっています。酸性雨は外壁にダメージを与えますが、フッ素塗料を使用することで、それを防ぐことができるのです。フッ素塗料は薬品に対する抵抗力が高く、科学物質から建物を守ってくれます。
環境にも優しい!フッ素塗料を使用した外壁塗装のメリット
フッ素塗料を用いた外壁塗装には、さまざまなメリットがあります。ここでは、具体的にどのようなメリットがあるのかを解説していきましょう。
長持ちする
フッ素塗料は耐久性に優れているため、一度施工してしまえば、長い間きれいな状態を保てます。そのため、塗り替えを行う回数を減らすことができるのです。塗り替えは大きな手間となりますから、それを減らせるというのは大きなメリットといえます。
コスト削減につながる
フッ素塗料を使用することで、手間だけではなくコストも減らすことができます。フッ素塗料を使わず、ほかの塗料を選べば施工費用は安いです。しかし、ほかの塗料は耐用年数が短く、塗り替えの回数が多くなります。そのため、長期的な視点で見れば、フッ素塗料を使用した方がコスト削減につながるのです。
ツヤがある
フッ素塗料の特徴は、光沢のある美しい仕上がりになることです。親水性があるため、汚れが落ちにくく、ツヤのある状態を長く保つことができます。
フッ素塗料を使った外壁塗装の成功ポイント
フッ素塗料を使用した外壁塗装は比較的高額になるため、成功させたいでしょう。ここでは、外壁塗装を成功させ、理想的な施工にするポイントを解説していきます。
技術力のある業者に依頼する
フッ素塗料を使用した施工は、他の塗料を使用した場合よりも難易度が高くなります。そのため、どの業者に施工を依頼するかは非常に重要です。正しい知識と技術を持った業者に依頼しないと仕上がりが悪くなり、見た目に影響が出たり、住宅の外壁を保護する役割を充分に果たせなくなったりします。
そのため、依頼する前に、複数の業者の比較検討を必ず行いましょう。業者のホームページにアクセスし、施工実績を確認してください。より実績が豊富な業者を選ぶことで、成功しやすくなります。また、実績を確認する際は、フッ素塗料を用いた施工実績があるかについてもチェックが必要です。
より耐候性の高い塗料を選択する
フッ素塗料といっても、ひとつしかないわけではありません。複数ある中から選ぶことになりますが、その際は、より耐候性の高い塗料を選びましょう。耐候性とは、太陽の光が当たる場所で使った場合に、素材が劣化しにくい性質のことです。耐候性試験を事前に行い、その結果が製品に表示されているため、選択する際はこの結果を重視しましょう。耐候性に優れた塗料を用いることで、メンテナンスの回数が減り、長持ちさせられます。
まとめ
本記事では、外壁塗装に使用されるフッ素塗料の魅力や特徴について解説しました。フッ素塗料はほかの塗料と比べて高額ですが、美しい外観の保持やランニングコストという観点では優れています。しかし、フッ素塗料にも欠点はあるため、メリットと合わせて検討した上で、フッ素塗料を使用するかどうかを決めましょう。これから外壁塗装をしようを考えている方は記事内容を参考にしてみてください。